ジェラシー、僕に残されたのはそれだけさ

Fun.のアルバムの感想を書こうかと思ったんですが、出だしでけっつまずいて進まないので放棄。出だしって嫌よね。この感想はなかなか難産になりそうな予感がする。

彼らのセカンドを聴いてると、クイーンの78年のアルバムJazzに通じるとっちらかった過剰さを感じます。Jazz、過渡期のアルバムのように言われるけど、大好きな一枚。有名なBicycle RaceやDon't Stop Me Nowも入ってるし。でも、中でも必聴なのはフレディによる美しすぎるピアノバラード、Jealousyではないでしょうか。

とにかくメロディが美しい。フレディの声もやはり絶品です。シタールのように聴こえるのは、ブライアンがアコギを改造したものだそう。まったくすごい楽器オタクだよね、この人は。今ではすっかり天文オタになってるようだけど。

注目してほしいのは、ジョンのベースの存在感。この流麗なベースがクイーンサウンドの一つの肝です。ジョン自身は地味な印象を持たれがちだけど、ベーシストとして素晴らしい仕事をしているのです。

ロジャーの話ができなかったな。まあロジャーはかわいいのでね、いるだけでも十分です。もちろん、ヘビーなドラムや超ハイトーンとハスキーを使い分けるボーカルなど、音楽的な魅力もしっかり備えている人でありますが。