やはり「ゼロ年代アメリカ映画100」を買おうかなと

今日は起きてからまず、昨日読み始めた「サバイバー」の続きをちょこっと読みました。まだ数十ページしか読んでないんだけど、やっぱりパラニュークの文章ってほんとに無駄がなくて研ぎ澄まされてる。読んでる間にどんどん言葉の渦に引き込まれていくというか、他のところに気持ちが移ってしまう隙を与えない。言葉の畳み掛けるリズムがほんとに絶妙なのね。例えば最初の47章(この小説は章立てやノンブルが逆行している)のこの結びの部分。

二〇三九便。ここに至るいきさつ。テーク1。
用意。
念のため。僕はいま素晴らしく爽快な気分でいる。
用意。
すでに十分も無駄にしてしまった。
用意。
アクション。


ここ最高に好き。この独特のリズム、鋭い切れ味。たまりません。全部読み終わったらまた詳しく感想書きます。

サバイバー (ハヤカワ文庫NV)

サバイバー (ハヤカワ文庫NV)

あと今日は夕方からようやく「ノーカントリー」を観ました。しかしこれは……ときめきポイントがなくて如何とも評価しがたいというか。とりあえず私の「好き」のツボではなかったなあ。ハビエル・バルデム演じるアントン・シガー以外のキャラがあんまりコーエン兄弟らしくなくてちょっと中途半端だったかなあと。「現代アメリカ」を描いた作品として重要なのはわかるんだけど、それと「好き」は違うよねっていう当たり前のことを改めて思い知らされた。そしてまたすんなりいく解釈がなかなか見つかりませんねえ。ツイッターでいろんな話を聞いて少し見えてきた気もしますが。このへんについてはまた後日詳しい感想の中に書きます。そんで映画の解釈とか批評とかって難しいなあと、これもまた改めて思ったんですが、やっぱり「ゼロ年代アメリカ映画100」を買って少し勉強してみようかなという気になった。基礎的な映画解釈や見方をおさえといて損はないし。というわけで、近々「ゼロ年代アメリカ映画100」購入予定。

ゼロ年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)

ゼロ年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)

夜はゲオにDVDを返しに行きがてら、しゃぶしゃぶ食べに行きました。卒業式の日以来「しゃぶしゃぶ!しゃぶしゃぶ!」とうるさかったので、連れて行ってもらえた。焼肉よりさっぱりしてるからいっぱいお肉食べれるなー。もちしゃぶとかつみれとかもおいしかった。例によって写真は撮り忘れましたよ、はい。ゲオでは今回もDVDを3枚ほど借りた。今回のラインナップは「シングルマン」(去年観逃してしまったのでやっと!)、「サンセット大通り」(けっこうビリー・ワイルダー好き)、「ジャーヘッド」(「アメリカン・ビューティー」観たときに、サム・メンデス×クリス・クーパーならこれも!とオススメいただいた)です。

あと地震前に観た「28週後…」の感想をずっと書かないまま放置してたのを思い出した。近いうちにこれもアップします。しかし記憶がかなり薄れつつあるので、短めに。とりあえずジェレミー・レナーかっけええーー!!ってことだけは覚えてるけどね!ということでジュリア・スタイルズのほっぺにちゅってしてるジェレミーの写真で今日はおわかれ。

かわええ!