Hot Chip「One Life Stand」/Cee Lo Green「The Lady Killer」
去年買ってまだブログで感想を書いてなかった2枚のCDの雑感を書きます。
まずHot Chipの「One Life Stand」。
- アーティスト: ホット・チップ
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2010/02/03
- メディア: CD
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驚くのは3曲目のI Feel Better。アイドルグループの曲かと思うほど、大仰でメジャー感のあるポップソングに仕上がっている。元々彼らはポップなメロディを書くけれど、これほどメジャーな方向に振りきれているとは。最初にYouTubeでこの曲のPVを見つけたときはいろんな意味でびっくりしたよ。PVではまさに、アイドルグループっぽいイケメン達が歌い踊ってます。いろいろ衝撃的なPVです(笑)。前にも紹介したけど再掲。
しかしこの曲にしたって、基本的にはワイルドでセクシーなダンスミュージックの原点に立ち返った曲であるし、6曲目Slushではゴスペルまでも取り込み、ルーツに遡っている。非常に肉体的で原始的な魅力に満ちた力強く美しいダンスレコード。
お次はCee Lo Greenの「The Lady Kille」。
- アーティスト: シーロー・グリーン,フィリップ・ベイリー,セラ・スー
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2010/12/01
- メディア: CD
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さすがにFuck Youと同じレベルの最強キラーチューンは他には収録されていませんが、どの曲もウェルメイドなポップソングで心地よい耳触り。それから、シーローのソウルフルで迫力のある歌声と女声の相性がとてもいい。シーローの歌だけでも十分満足できるのだけど、女声が加わることでしっとりした艶とほんのちょっとの彩りが添えられてなめらかな音になっている。良くも悪くも、シーローはクセが強いので、女声が入るくらいのほうがポップでいいかも。ちょっとレトロで新しさには欠けるけど、シーローの歌と上質のソウルを堪能できる1枚です。
音楽ってとても言語化が難しいので、音楽のことを書くのは苦手です。このブログでもいつも映画レビューばかり書いていますし。でも今年は少し頑張って言葉にしてみようかなと思い、去年のアルバムを引っ張りだして書いてみました。聴いたときの自分の感覚に忠実に、作品の魅力を掘り下げていくような文章が書けたらいいなあ。これから頑張ります。