English Riviera/Metronomy

イングリッシュ・リヴィエラ

イングリッシュ・リヴィエラ

2011年の音楽暫定1位。そんなに新譜聴いてないけど、これは図抜けてるわ。今ちょうど一周目聴き終わったところで、軽く腰砕けそうになってる。メロウでロマンティックでちょっと孤独な音。これは静かなる音楽の闘いですよ。嘘、今のは完全に勢いで書いてるけど、ほんとにこれすごいよ。今を生きている人には、特に若い子にはリアルタイムで聴いてほしい。いや、あんまりハードルは上げるべきじゃないか。でもこれマジで冷静に聴いていられないんだが(笑)。ノスタルジー、という言葉を本作の形容詞としてよく見かけるけれど、なんかそれは違う気がする。聴き手の心に寄り添って静かにステップを踏ませる、この「私」の内面へのリーチ(というか心の大事な部分をじくじくさせられる感覚)は、懐かしさによるものじゃなく音に宿る孤独によるものだよ、たぶん。音楽に向き合うときのひとりぼっちの感覚を強く感じさせてくれる。それもすごく静かに優しく。


とりあえず二つPV貼っておくんで聴いてみてください。メロディが素晴らしすぎるね。