トレスポ再見日記

今日は一日中時間割り組んでました。履修さっぱりわかんねー。

途中息抜きに「トレインスポッティング」観たよ。2年ぶりくらいの再見。これ私の中では名作であると同時にトラウマ映画でもあって、あの赤ちゃんが天井を這ってくる場面とかめちゃくちゃ怖いから覚悟して観たんだけど、ポップで疾走感があって、思いのほか楽しく観れた。しかしやっぱりあの赤ちゃんは怖すぎるし辛すぎるけど。

あの一連の禁断症状のシーンは「28日後…」にも通じるね。あれは軽くホラーだよ。ダニー・ボイルの映像って、一種の狭さが特徴だと思う。特に室内の場面でそれは顕著なんだけど、空間的な広がりを活かすんじゃなくて、狭くちょっと窮屈な画をつくってるんだよね。すごくわかりづらい言い方をすると、「収まりきらない」かんじがするの。だいたい壁際とか部屋の角っこに食卓とか置いてるよね。それと室内が基本的に暗くて、中にいる人間の影がすごく大きく壁に映ってることが多い。この狭さと暗さと大きな影が、あのどうしようもなさ、絶望を生んでるんじゃないでしょうか。だから禁断症状のシーンはすごく怖いんだ。「28日後…」の後半で城の中に舞台が移るのは、そういう理由だったりして。

それとトレスポは登場人物がみんなキャラクターとして完璧に出来上がってるのがいいなあ。特にスパッド、シックボーイ、ベグビーの3人は最高すぎる。役者さんみんないいからね。個人的にはシックボーイが大好きで。あのイケメンっぷりとウザさがたまんない。でもたぶん現実にあんなヤツいたら喧嘩してるけど(笑)。ジョニー・リー・ミラー、だいぶ風貌変わったな。。。スパッドの馬鹿ないいヤツっぷりもよい。私はユアン・ブレムナーといえば「スナッチ」な人間なんだけど、あの作品でのセコくてズル賢そうなマレット役とはまったく違う。同一人物だって最初気づかなかったくらいだし。すごくいい顔をした役者さんで演技の幅も広い。ベグビー役のロバート・カーライルの危ないテンションの高さもよかった。もちろん主演のユアン・マクレガーもね。まな板みたいに細くて薄い。



明日こそはファージングか「シリアスマン」の感想を書きたいとこです。。。