四半期映画まとめ

2011年も早くも4分の1が経過したということで、1〜3月のまとめなんぞを軽くやってみる。音楽や読書のまとめもしたいけど、まとめるほどの量を吸収してないので映画だけ。まあ映画も大して観てないんだけどさ。3月は一度も劇場に行けなかったし。

そういうわけで映画館で観た新作映画は1月・2月分だけなんだけど、トップ3を挙げるとするなら、

ソーシャル・ネットワーク
英国王のスピーチ
ヒア アフター

かな。

まず総合的に見て「ソーシャル・ネットワーク」は頭一つ抜けてる。脚本、演出、編集、演技、音楽……どの点においても隙がなかったし、すごくフレッシュな映像体験だった。やっぱりフィンチャーにはすべて見えている気がするな。時代の感覚にここまでリーチできてしまえるのはすごいよ。あらゆるシーンでゾクゾクさせられためっちゃくちゃクールな映画。

そして総合的に見て2番目によかったと思うのが、「英国王のスピーチ」。もうちょいユニークな話にもできたとは思うんだが、非常に良質なインディー映画というかんじで観ていて単純に楽しかった。イギリス好きーな人間が観るとさらに楽しいかな。役者陣のアンサンブルも見事だった。期待していたトム・フーパー演出が期待以上に冴えてたのも嬉しい。

しかし瞬間最大風速でいえば、「ヒア アフター」が断トツに素晴らしかった。あのラスト、最初はぶったまげたけど、すごくいい。あのロマン突っ走るかんじ。前にも言ったけど、これは「年老いたイーストウッドが死後の世界を気にしはじめた」映画ではないと思うよ。生への希望に溢れているもの。最後のマット・デイモンの表情がとっても好き。この作品で彼に惚れた。かわいくてたまらない。

DVD観賞した旧作では、「3時10分、決断のとき」と「ゲーム」あたりが気に入ったかな。「3時10分〜」はとにかくかっちょよかった。涙腺崩壊してどうしようかと思った。何が素敵って終盤の長い会話シーンが一番かっちょよかったのが素敵よ。ラッセル・クロウクリスチャン・ベールの一対一のぶつかりあい、熱い!ベン・フォスターも素晴らしかったね。「ゲーム」はちょっと笑っちゃう映画だったんだけど、「セブン」と「ファイト・クラブ」の間にこういう作品を撮るフィンチャーってやっぱりおもしろいなあと思う。マイケル・ダグラスショーン・ペンの配役もばっちり。

雑なまとめになっちゃったけど、今年最初の3か月はこんなかんじでしたよ。上半期まとめのときは音楽や読書のことも書きたいな。。。