昨日届いたCDの感想をまとめて

昨日HMVからCDが3枚届きました。どれもまだ1、2回しか聴いていませんが、第一印象的なものを少しずつ記しておきます。

ソーシャル・ネットワーク」サントラ

THE SOCIAL NETWORK

THE SOCIAL NETWORK

SNの音楽については以前も書きましたが、こうしてCDで音だけにしっかり集中してみるとやはり映画館で聴いたときとは違いますね。音の設計がすごく緻密というか、非常に意識的、計画的、戦略的に音を配置しているというかんじ。脳みそのいろんな部分を刺激してきます。これは作業効率が上がりそう。個人的にはやっぱり、1曲目から2曲目の流れが好き。2曲目のIn Motionは映画館で聴いたときはかなり攻撃的に感じた(フェイスマッシュ立ち上げ時のマークは完全に挑戦的な反逆児だったからかな)んだけど、サントラで聴くと細やかな印象も受ける。1曲目のマークの心と地続きになってるんだよね(当たり前だけど)。


キック・アス」サントラ

Kick-Ass Music from the Motion Picture

Kick-Ass Music from the Motion Picture

これは映画の楽しい雰囲気が甦ってくるパーティー気分のサントラ。英米のポップ/ロックが新旧問わず詰まっていて、なんとなく監督のマシュー・ヴォーンの趣味も感じさせます。「キック・アス」は、とにかく「あはは、マシューこんなの好きそう!」って要素がいっぱいの映画だったんだけど、このサントラからもそういう作り手が楽しんでる雰囲気が伝わってくるんだよね。でもこれナールズ・バークレイのCrazyが入ってないの!なんで!?あのシーンの音楽使いが一番よかったのに。それだけがダメなところ。


Dye It Blonde/Smith Westerns

Dye It Blonde

Dye It Blonde

1曲目のWeekendに一耳惚れして買ったアルバム。胸キュンで甘酸っぱーい曲が詰まったキラキラの一枚です。この甘酸っぱさは青春を想起させるけど、青春というとつきものの痛みや苦みはそれほど感じさせないところがユニークです。ノスタルジー、というかんじがあんまりしないんだよね。かといって若さから来る希望に満ち溢れているというわけでもない。若者としてフツーに暮らしていったときの自然な形が表れているのかもしれません。どの曲も基本構造は一緒ですが、とにかくメロディがキラキラで、ちょっと酸っぱすぎるさくらんぼを食べたときのようなキューっとしたかんじが味わえます。