La Rouxのダサさにハマっております

ソーシャル・ネットワーク」の感想をいかようにまとめようか頭を悩ましておりますなう。一応もうすぐテスト一週間前だし、いつ書けるかもわからね。できれば鑑賞後の鮮烈さを失わないうちに書きたいけど、もうすでに頭ぐちゃぐちゃになりつつあるから二回目観てから書きたいな。「キック・アス」のときもおんなじこと言ってたんだけど(笑)。できれば来週末までには書きたい。

さて今日は月曜日でしたね。月曜日って嫌いです。あんまり好きな人いないか。私は休日になると昼近くまで寝て夜遅くまで起きているようなダメ人間なので、月曜日は起きるのがしんどいです。特に昨日は「3時10分、決断のとき」の感想書くのに手こずって寝るのが遅くなったので、起きるの辛かった。あの作品にどれだけ胸熱くなったかをどうやったら表現できるかわからなくてね……結局最後まで表現しきれた気がしませんけども。

学校では、センター試験も終わったんで、通常通り授業が再開しました。世界史や現代文探究はたいへん楽しいです。この2教科の先生はすごく好き。プロフェッショナルというか、非常に中身の詰まった、それでいて簡潔な授業を展開してくれる。3年生でやっと初めて教わることができた先生だから尚更うれしい。

ええとそんで、今日は久しぶりの音楽記事。今朝聴き始めてから、今日一日中聴いてる(今も聴いてる)La Rouxについて。世間の流行からは1年以上遅れてますが、昨年秋頃にデビューアルバムを買ってすごくハマってます。聴き始めると止まらなくなりますねー。クセになります。La Rouxは09年にデビューしたイギリスの男女二人組なんですが、表に出てるのはボーカルのエリー・ジャクソンだけですね。まあそのエリーちゃんのファッションやメイクがとても強烈なんで、あとで貼るBulletproofのPVで確認してみてください。

La Rouxの音楽ってモロに80'sシンセポップですよね。00年代半ばから80'sサウンドを取り入れたバンド/アーティストっていっぱいいたんだけど、中でもLa Rouxはまんま80's。ルックスもチャラチャラしたシンセ音もポップというよりむしろベタなメロディもとにかく80'sそのまんま(笑)!さらに表層やサウンドだけでなく、80's特有のダサさまで再現してるところがいい。80'sポップらしいシンセサウンドやキラキラした部分を取り入れるバンドはいても、このダサさまで持ってきちゃうのはなかなかないでしょう。だからLa Rouxは、ジャンルやスタイルとしての80年代リバイバルだけをやってるんじゃなくて、その時代の匂いまで伝えてくれているんだよね。だからこんなにそのまんまでも、おもしろい音なんだろうなーと思う。ここまでくると、80年代リバイバルも最終形態だなというかんじ。

アルバム(まだファーストしか出てません)全体のポップミュージックとしての完成度も高いと思います。特に最初の4曲はどれもキャッチーでわかりやすい。3曲目Quicksandのダサいシンセリフとか最高です。アメリカでもヒットしたBulletproofはキラーチューンですね。キンキンしたサウンドの中にポップなメロディが光る曲。

アルバム後半も非常によくて、8曲目As If By Magicのように柔らかなメロディで聴かせる曲もあれば、続く9曲目Fascinationは一転してまた下世話なほどテンションの高いダンスポップだったりします。それからエリーちゃんの歌声が軽すぎるのもいい。高音とかかなり脆いんだけれど、あのちょっと軽薄なかんじがダサさに磨きをかけていて(?)おもしろい。たまに聴かせる中音域のさりげない柔らかさもまたミソ。セカンド以降はどうなるか全然わからない(エリーはもう80年代に興味を失っているっぽい?)ユニットだけど、このファーストはとてもおもしろいと思います。ダサさすらものにした音と軽い声がたいへんクセになる。

ラ・ルー

ラ・ルー