一人グラインドハウス祭り

昨日は「プラネット・テラー」と「デス・プルーフ」をイッキ観して、一人グラインドハウス祭りやりました。アマゾンの商品紹介をつけたいとこなんだけど、ケータイからだとうまくできないんで諦める。作品の説明はめんどいんで、リンク先のはてなキーワードに任せます。

観賞前、グラインドハウスについてはブログでたくさん書くことになるだろうと思ってた。たぶん書きたいことが多すぎて止まらないだろうと。それくらい濃い作品に違いないと思ってた。でも観終わって、そんなに書くことがないんだなぁ。嫌いなわけじゃない。両作品ともおもしろいところはいっぱいあった。でもそれほど惹かれるところがなかったというのが正直なところで、じゃあ何でだろう?と考えると、たぶん私は「フロム・ダスク・ティル・ドーン」が好きすぎるんだなと思った。

フロム・ダスク・ティル・ドーン」もロドリゲスとタランティーノがタッグを組んだ作品で、ジョージ・クルーニージュリエット・ルイスが出てる。ロドリゲスとタラちゃん、2人の趣味が爆発した、エロもグロも過剰なとんでもない作品。私はこれが大好きで、この発展形と考えられるグラインドハウスに相当期待していたところがある。だから通常の作品に比べたら、そもそも要求してるレベルが違うわけで、普通にこの2作品を観たらけっこう満足してるんじゃないかと思ったりするんだけど、でもやっぱりグラインドハウスは「フロム・ダスク〜」にはかなわないと個人的には思います。例えば「プラネット・テラー」。ロドリゲス監督のありえない、もはや怖くも何ともないグロ描写のレベルは「フロム・ダスク〜」と大して変わらない。たぶん人の死ぬ量も同じくらい。だけど、「フロム・ダスク〜」のほうがずっとグロい印象がある。あと色気が足りないと思う。「プラネット・テラー」も「デス・プルーフ」もエロいし、実は「フロム・ダスク〜」にはセクシャルなシーンって大してないんだけど、でもやっぱり「フロム・ダスク〜」のほうが色っぽい気がする。それは
たぶん、ロドリゲスとタランティーノという2人の天才の嗜好やセンスが異常なレベルで混ざり合って、フェティシズムの塊みたいになってるからじゃないかと思う。とにかく過剰な印象が強いです「フロム・ダスク〜」は。「プラネット・テラー」も「デス・プルーフ」も、普通に考えたら過剰なんだけど、それでもやっぱり足りない気がする。あと「フロム・ダスク〜」のジョージ・クルーニーがかっこよすぎて死ねるという私の個人的な趣味もありますけど。

あんまり書くことがないと言っておきながらけっこう書いちゃったので、最後に各作品の雑感を書いときます。

プラネット・テラー
足に銃というアイディアがやっぱりすごいと思う。妙に色っぽい。主演のフレディ・ロドリゲスがイケメンすぎてヤバいです。「フロム・ダスク〜」のジョージ・クルーニーに匹敵するくらい。でも「フロム・ダスク〜」のほうが好きなんだから、ジョージ・クルーニー萌えのせいで、私が「フロム・ダスク〜」を贔屓目に見てるわけじゃないってことよね。

デス・プルーフ
前半と後半で2つに別れてるけど、後半の真ん中くらいまで実はあんまりおもしろいと思わなかった…。理由はよくわかんないんだけど、すごく淡々と観てしまった。でもラスト20分はおもしろくて、タラ作品随一の気持ちいい終わり方だと思う。ああいうカーアクションってアメリカならではのものだから、日本人はどうしても憧れてしまうところがあるね。「激突」とか、ああいうの好き。キムの話し方、笑い方が強烈で好きです。主演のカート・ラッセルより好き。カート・ラッセルの演じたスタントマン・マイクは訳がわからなすぎて、あんまり好きになれないキャラでした。あとこの作品、タラ作品の中でも一番色気を感じなかったんだけど、私だけでしょうかね。何かあればコメント書いてくださると嬉しかったり。