エクスペンダブルズ

夏休みあたりからずっと楽しみにしてた映画、「エクスペンダブルズ」を観てきました。新旧アクションスター勢ぞろいのド派手な戦争アクションもの。監督・脚本・主演はシルベスター・スタローン。共演にジェイソン・ステイサムジェット・リードルフ・ラングレンミッキー・ローク他。さらにはブルース・ウィリスアーノルド・シュワルツェネッガーカメオ出演ってもうむせかえるほどの豪華キャスト。ちなみに私のお目当ては、みんな大好きジェイソン・ステイサム。予告編からチャーミングな素敵ハゲを輝かせていた彼の雄志を拝まずして年は越せませんよ。

どんな映画か簡潔に説明すると、ズババババでドガガガガでダダダダダな映画。ストーリーなんてあってないようなもので、展開や描写もざっくりと大味。ただアクションパートに切り替わる瞬間のギアチェンジとスピードアップがものすごく、ジェットコースターのような爽快感がある。これがこの映画のすべて。ズババババでドガガガガでダダダダダな映画。これは最大級の賛美の言葉です。

お目当てのイサムはもう大活躍!一番おいしい役所でした。全出演者中、唯一ラブなシーンあり。イサムは男にも女にもモテな無敵男子だってことをちゃんとわかって使っているスタローン、偉い。ただ他のキャラはちょっと押し出しが弱かったですね。ジェット・リーミッキー・ロークあたりはまだしも、他のエクスペンダブルズメンバーはキャラクター造形が甘いし、特にドルフ・ラングレンの使い方はもったいない。面白い役所ではあるんだけど、活躍するにいたらなかったのが惜しい。

というわけで、全体的に詰めの甘さが目立ちつつも、最近では珍しい、アクション映画然としたアクション映画を、こんな豪華キャストで魅せてくれたスタローンは偉い!ということで、続編でのジャン=クロード・ヴァンダムの出演に期待しつつ、この記事を締めさせていただきます。