フレディに似ていると聞いて

Fun.というNYのインディーバンドなんですが、ボーカルがクイーンのフレディに似ていると聞いて、先ほどユーチューブで試聴してまいりました。まずこれ。

確かに高音の響き方が似てるかも。しかも80年代の脂がのりきったフレディじゃなく、初期の中性的な雰囲気のフレディに。その上'Tonight, we are young~'のコーラス部分でいきなり曲調が変わるのもボヘミアン・ラプソディなどに見られる組曲的な曲構造を連想させるし、声だけでなく全体的にどことなくクイーンに似ているような……。なんてことを思いつつ、次にこれを聴いてみたらびっくりした。

これは似てる!!ボーカルもコーラスの重ね方もギターもたいへんクイーンっぽい。 途中でThese Are The Days Of Our Livesを想起させるようなポコポコした打楽器音が入るし、サウンド的にも意識していそうだなあ。単に似てるってだけではなく、「一曲の中に数多の要素を詰め込む節操のなさ」とか「明らかに異質な音なのにどポップ」といったクイーンの音楽の本質的な部分もしっかり吸収していていい。これは早くアルバム買わなくちゃな。そうそう、彼らはセカンドアルバムがついこないだ出したばかりなのですよね。

それにしても、ほんとにボーカルがフレディに似てるんで驚いてしまった。最初にこの情報を聞いたときは、ミーカみたいに「フレディばりのハイトーンボイスを出せる人」ということなのかと思ったのだが、このバンドのネイト氏は声質そのものがフレディに似ている。クイーンの新ボーカル、アダム・ランバートに決まったみたいだけど、ネイトが歌うのも聴いてみたい。