今思ってることを適当に

歴史上稀に見る大地震の発生から一週間が経ちました。こんなにわけもなく不安で落ち着かない一週間を過ごしたのは初めて。不安を振り切っていつもの生活に戻ろうとしても、毎日午後十時頃になるとタイミングを見計らったように大きめの余震が発生して、厳しい現実に引き戻されてしまう。原発もまだまだ予断を許さない状況。眠るのが怖いなんて思う日が来るとは思ってなかった。たぶん、このどでかい不安を「ふっきる」ことは不可能でしょう。うまく「付き合っていく」しかないんだと思う。それでも無理に切り替えようとするよりは、ずっと精神的に健康でいられる。ツイッターでもブログでもあまり口に出さなかったけど、私ももちろん不安です。原発とか、理論的に大丈夫だとわかっていても、怖いにきまってる。怖いけど、こうやって息ができている間はどうにかして呼吸を続けるしかない。そもそも人生は不確実で先の見えないものなわけだし、不安や恐怖と折り合いをつけながら生きていくのは普通のことで、むしろ無理に「大丈夫、大丈夫」って自分に言い聞かせるのは体に悪いと思う。あたりまえのことを今さら言うなと言われそうですが。でもツイッター見てると精神のバランス崩してるなって感じる人もいるから、あたりまえのことだけどいったん記しておこうと思って。誰かの役にたってほしいとかではなく、ただ書いておくことが重要な気がする。今回の地震で改めて痛感したけど、私は何もできやしないんだよな。地震のときに役立つ知識なんてこれっぽっちも持ってない。でもそれは別に悲しいことじゃないし、何よりそのおかげで「私は私の話しかできないし、それでいいんだ」ってわかった。特に原発についてはね。私が原発について確実に言えるのは、「怖い」っていう私の感情だけだから。超文系で物理を習ってもいない私には何にもわからないから。でも「わからないから」不安に感じるってことはまったくない。むしろ「何にもわからないんだから」って思い始めてからのほうが、不安は消えた。やたらと危険だ危険だって煽る発言を見ても怖くなくなった。もちろん無知を肯定してるわけじゃない。これからいっぱい勉強していっぱい知恵をつけていかなくちゃいけないなとは思う。ただ、今は観た映画と聴いた音楽の感想、お気に入りの俳優の話くらいしかできないし、それで十分だとわかった。何にもできない私は、私のことからやっていくしかないんだし。