昨日の軽い映画話
昨日は高校の友達4人と遊んで夜はそのうちの一人の家に泊まりました。で、その家で映画を二つ観たので軽く感想をば。
一本目は「スパイアニマル・Gフォース」。なんでこれを観たかは説明がダルいので省く。
吹き替えで観たんだけど、元々のボイスキャストがサム・ロックウェル、ペネロペ・クルス、ニコラス・ケイジ、スティーヴ・ブシェミなど、とても豪華だったので、ちょっと惜しいことしたなと後で思った。でも特典は字幕で観て、ブシェミのクセのある声を堪能したけど。
特殊訓練を受けたモルモットや虫がスパイとして活躍するという話で、モルモット・虫はCGだけど、人間は実写。人間の役としては、ビル・ナイやザック・ガリフィアナキスが出演してる。ザックはスパイアニマルの数少ない理解者(というかスパイアニマル鍛えてるのがこの人なんですが、このへんの話をするとネタバレしそうになるから)の役で、優しげなかんじの演技をしてるんだけど、どうしてもザックっていうと「ハングオーバー」シリーズのろくでもないことしかしないあの役のイメージが強いんで、「何かしでかすんじゃないか」とずっとハラハラしてた。
ストーリーのほうは、ラストそれだけでよいのか?(それだけでよしとされるのか?)と少し思ったけど、なかなかおもしろかった。ただ、いろんな要素をどれも均等に盛り込んでいるので、うまいことまとまってはいるけど、一つ一つの要素、エピソードが淡白になってしまったと思う。もう少し焦点を絞って、主人公と太っちょのモルモットのバディものという点を掘り下げてほしかったかな。あと話の切り出し方が少し唐突だった気も。
しかしこの映画、思いのほかアクションが楽しかったのですよ。モルモットとか虫とか小さな生き物が主役だから、迫力あるアクションはそんなに期待できないだろうと思いきや、そんなことはない。モルモット対人間のカーチェイスのシーンなんか、カメラワークがスムーズでたいへん気持ちいい。もちろん実写のハリウッド大作に比べればスケールは小さめだけど、どのアクションシーンも画の見せ方がきれいなので動きがはっきりしてる。
ということで、物語はもっとよくできそうで惜しいなと思ったけど、予想外にアクションが爽快だったので満足。
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2本目は「ホット・ファズ」。みんなは初見。私は半年ぶりの再見。
私が「これおもしろいよ!」と言って観ることになったので、みんなが気に入ってくれるかドキドキだったけど、概ね楽しんでくれたようなので安心。
ただ、夜中に字幕で観てしまったのはあんまりよくなかった。最初から最後まですごくおもしろい映画だけど、やはり肝になるのは後半ギアチェンジしてからの爆発力で、前半はそのためのエネルギーチャージってところもあるので、みんな真ん中あたりまで観て少しダレてしまった。単純に初っぱなからひたすら笑えて楽しいという意味では「スコット・ピルグリム」のほうがよかったかもしれない。
しかし、ギアチェンジ後は盛り上がった。みんな「何だこれ!」という反応をしてくれたので楽しかったよ。果物攻撃だ!とかくだらなすぎる。
そして、なんだかんだで一番真剣に観てたのは私。後半の見事な伏線回収と怒濤の展開に熱くなった。この映画はとにかくすべてを無駄にせず燃料として使いきるところがすごいと思う。田舎の保守的で閉鎖的な怖さをしっかり活かしてるし、サスペンスとして観ても楽しいんだよね。
普段そんなに映画を観ない人に映画を薦めるときはドキドキするぜ。
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